ピアノは週に一回ただ教室に通うだけでは上手になりませんので、毎日の練習が必要です。
上達の度合いに個人差はありますが、目安としては、小学校1年生くらいから始めた場合で、毎日30分〜1時間程度の練習を続けていきますと、中学生になったときに中上級〜上級レベル(ソナチネ・ソナタレベル以上)の演奏力が身についていると思います。但し、幼児さん~低学年のうちは、無理に長時間練習することよりも、集中力の深さのほうが大切です。
(音楽学校やコンクールを受ける場合は、多くの課題をこなしますので、更に多くの練習時間が必要になります)
小学生のうちに毎日たくさん練習を頑張ったお子様ほど、受験などで忙しくなってもピアノ練習をあまり負担とは感じずに、良い気分転換として弾き続けられると思います。
レッスンでの様々な課題を生徒さん自身が納得できるまで繰り返し練習することで、どんどん上達し、ただ譜面通りに音を鳴らすだけでなく、表現する喜びを感じる域に達することができます。
また、継続していくことで、集中力や忍耐力、自己分析力や物事への取り組み方も身につきます。練習を毎日コツコツ頑張ることで、自分に自信を持てるようになった、ピアノが好きになったと仰る生徒さんがたくさんいらっしゃいます。
練習時間を確保することは大変だと思いますが、レッスンで受けたアドバイスを守って毎日練習すれば、必ず上達することは間違いありません。
ただ、練習を強制したり、練習のやり方を叱られると、お子様は練習が嫌いになってしまいますので、保護者の方には温かく応援して見守っていただき、聴衆としてお子様に拍手を送っていただければ幸いです。